fc2ブログ

2023-04

eMAXISシリーズの一部、貸付(レンディング)スタートで何が変わるか

今日はこのリリースから
有価証券の貸付(レンディング)に関する約款変更(予定)のお知らせ
https://www.am.mufg.jp/text/253955s_230425.pdf

▼有価証券の貸付の内容
◆対象ファンドと変更日
1 eMAXIS S&P500インデックス 2023/4/26
2 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 2023/7/25
3 MUFG ウェルス・インサイト・ファンド(保守型) 2023/8/22
4 MUFG ウェルス・インサイト・ファンド(標準型) 2023/8/22
5 MUFG ウェルス・インサイト・ファンド(積極型) 2023/8/22
6 つみたて米国株式(S&P500) 2023/9/26

◆変更内容
インデックスファンドは対象指数の値動きに連動する投資成果を目指して運用を行
います。ファンドでは信託報酬やその他の費用・手数料が控除されるため、対象指
数と比較した運用成果が信託報酬やその他の費用・手数料の分下回ることになりま
す。この乖離を少しでも改善するために、今後レンディングを実施し品貸料を収受
することによってファンドと対象指数の連動性向上を図ります。

レンディングにより収受した収益については、一部(50%超)をファンドの純資産
に組み入れるとともに、一部(50%未満)を信託報酬として委託会社と受託会社が
収受いたします。

◆貸付(レンディング)とは
レンディングとは、保有する有価証券等の一部を証券会社等に貸し付け、借り手
から品貸料を獲得する取引です。

借り手の決済不履行リスクについては、弊社にて取引先の信用力や与信枠など
のモニタリングを実施します。さらに、レンディングの評価額に対して 100%超の
担保を弊社が受け入れ、取引の保全を図ります。
*買付けなどで取引先の倒産による決済不履行リスクに伴いファンドが損失
を被る可能性ありと記載あり

▼まとめ
なぜこの6ファンドが選定されたのか不明だが、テストケースのような試みかも
しれない。個人的には継続してファンド運用するため決められたコストによって
対象ベンチマークと乖離することは理解しているが、あえて貸付リスクを取ること
は賛成できない。

最後に超低コストインデックスファンドが増えていく中、採用指数のライセンス
コストがファンドに含む含まないや、今回の有価証券の貸付ありなしなど複雑化
しており、2024年NISAがスタートする前に業界全体で共通表記の統一が早急に
必要でしょう。
 
スポンサーリンク





テーマ:インデックス投資 - ジャンル:株式・投資・マネー

«  | HOME |  »

プロフィール

Author:405@four o five
2005年からブログ開始
2009年からインデックス投資
スタート
つみたてNISAはeMAXIS Slim
先進国株式を積立中

405@four o five

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ

RSSフィード

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる