なぜeMAXIS Slim(三菱UFJ国際投信)は最安コスト競争を続けるのか
去年の年末はeMAXIS Slim先進国インデックスをコスト引き下げ
と大きなニュースがあったが、純粋な疑問がある。
コスト引き下げは、個人投資家にとってうれしいが
運用会社の利益は減ることになる。
たとえば0.1%信託報酬を引き下げるとファンドとして
報酬金額は以下の金額が減収となる。
純資産
10億円:100万円
100億円:1,000万円
1,000億円:1億円
信託報酬は運用会社(委託会社)、販売会社、受託会社の3社
で報酬を分け合います。
eMAXIS Slim先進国株式の場合、運用会社のコスト報酬分は
信託報酬総額の45%の割合なので、現在30億円の純資産に
対して年間約135万円のコスト引き下げで最安コストブランドを
手に入れた。実際は0.1%でなく0.0795%の引き下げですが
わかりやすく説明するため0.1%で表現した。
純資産が少ないファンドほど信託報酬の引き下げによる
減収インパクトが少なく、大きいほど逆であることがわかる。
純資産が現在約30億円のeMAXIS Slim先進国と約760億円
のニッセイ外国株式では約25倍のインパクト差がある。
まとめ
年間約100万円のコストを広告宣伝費として割り切り、その対価
としてインデックス投資信託の最安最強のポジションと存在感を
高めたと思われる。
今日2018年1月5日現在で、SBI証券のランキングは
eMAXIS Slim先進国
積立設定金額:週間2位←18位
積立設定件数:週間2位←13位
とコスト引き下げが始まる1/30前からランクが急上昇している
結果を見ると、つみたてNISAでロケットスタートを切ったと言える。
競合他社は、今後どのような戦略で対抗するのか楽しみでもある。
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と大きなニュースがあったが、純粋な疑問がある。
コスト引き下げは、個人投資家にとってうれしいが
運用会社の利益は減ることになる。
たとえば0.1%信託報酬を引き下げるとファンドとして
報酬金額は以下の金額が減収となる。
純資産
10億円:100万円
100億円:1,000万円
1,000億円:1億円
信託報酬は運用会社(委託会社)、販売会社、受託会社の3社
で報酬を分け合います。
eMAXIS Slim先進国株式の場合、運用会社のコスト報酬分は
信託報酬総額の45%の割合なので、現在30億円の純資産に
対して年間約135万円のコスト引き下げで最安コストブランドを
手に入れた。実際は0.1%でなく0.0795%の引き下げですが
わかりやすく説明するため0.1%で表現した。
純資産が少ないファンドほど信託報酬の引き下げによる
減収インパクトが少なく、大きいほど逆であることがわかる。
純資産が現在約30億円のeMAXIS Slim先進国と約760億円
のニッセイ外国株式では約25倍のインパクト差がある。
まとめ
年間約100万円のコストを広告宣伝費として割り切り、その対価
としてインデックス投資信託の最安最強のポジションと存在感を
高めたと思われる。
今日2018年1月5日現在で、SBI証券のランキングは
eMAXIS Slim先進国
積立設定金額:週間2位←18位
積立設定件数:週間2位←13位
とコスト引き下げが始まる1/30前からランクが急上昇している
結果を見ると、つみたてNISAでロケットスタートを切ったと言える。
競合他社は、今後どのような戦略で対抗するのか楽しみでもある。
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